第94回メーデー中央大会(4/29)

 4月29日に第94回メーデー中央大会が「~支え合い・助け合う社会をつくり、くらしをまもる! 笑顔あふれる未来をめざし 力を合わせ、ともに進もう!~」をスローガンに掲げ、4年ぶりに人数制限を設けず代々木公園で開催されました。当日は天気にも恵まれ、会場には、各産別の仲間や家族など約28,500人が参加し、都本部からは1,751人の仲間が集まりました。

 式典は、杉浦賢次中央実行副委員長(連合東京会長)による開会宣言で始まり、主催者あいさつで芳野友子中央実行委員長(連合会長)は、2023春闘において30年ぶりの高水準で賃金改善が行われたことに触れ、「世の中全体で給料があがった、生活が楽になったと感じるためには、労働者の7割が働く中小企業で賃上げが行われなければならない。現在も交渉中の組合の皆さんには、最後の最後まで賃上げにこだわった交渉をお願いする」と述べたとともに、多様性が尊重される世の中の必要性を訴え、今回のメーデースローガンを実現するため、働く仲間の思いを一つに、連帯してともに進んでいこうと呼びかけました。

 現場からの訴えとして、運輸労連東京都連の土屋亮集団交渉議長から春闘取り組みの報告と、認定NPO法人キッズドアの渡辺由美子理事長からは「コロナ禍が終息しても、困窮子育て家庭は未だに厳しい状況にある。苦しい時に苦しいと声を挙げることのできる社会としていきたい」と訴えがありました。 最後に、メーデー常任実行委員の太田香織氏(情報労連)がメーデー宣言(案)を提案し、会場全体の拍手で採択され、田中清文メーデー常任実行委員(自動車総連)のがんばろう三唱で閉会しました。