自治労東京都本部 第73回定期大会を開催(3/9)

 都本部は第73回定期大会を3月9日(土)、連合会館で開催しました。

 2024年度運動方針(案)、『第6次組織強化・拡大のための推進計画』を受けた都本部の取り組み方針(案)など6本の議案について、代議員の圧倒的多数の賛成によって承認されました。

 大会冒頭の主催者挨拶に立った松村中央執行委員長は、「公務員賃金は人事院勧告・人事委員会勧告制度のもとにあり、その決定要素の一つが民間労働者の給与水準であることを踏まえれば、私たち公務労働者も春闘と無関係ではない。私たちも連合に結集し、民間労組とともに春闘をたたかっていかなければならない。また、組織強化・拡大の観点からは、組合員の悩みや課題を集め、労使交渉の場で現場の実態を伝え、具体的な成果へつなげていくことで『自分たちが働くうえでのルールや環境は自分たちで変えることができる。労働組合は必要だ』という価値観を組合員の中で育てることができる」と述べました。連合東京 斉藤会長、自治労本部 石上委員長をはじめとして関係団体・政党より多数のご来賓にお越しいただき、連帯・激励のご挨拶を賜りました。

▲松村中央執行委員長
▲ 連合東京 斉藤会長
▲ 自治労本部 石上委員長

 

▲当日は多数の来賓の皆様にご来場いただきました

 2024運動方針では「組合員の『声』を起点とした運動の構築」「第6次組織強化・拡大の取り組み」など9項目の柱を基軸とし、各単組とこれまで以上の連携強化による方針を確立しました。

 とりわけ、都本部の喫緊かつ最重要課題である組織強化・拡大に向けた「『第6次組織強化・拡大のための推進計画』を受けた都本部の取り組み方針」では、単組活動の「再」活性化を課題の中心に据え、現在を「具体的行動を起こすスタート地点」と位置付けました。

 計画期間(2024年度~2027年度)において、組合員の団結と「声」を集めることが要求実現への大きな力となること、このことによる労働組合の必要性に対する認識の向上をめざし、都本部および単組における取り組みの明確化と具体的な行動を方針化しました。

 大会での質疑討論では、事前質疑も含め14単組から発言があり、再任用賃金水準の引き上げに向けた取り組み強化や組織強化・拡大に向けた分析の必要性など、活発な議論のもと全ての議案が承認されました。

 今大会では新たな仲間として「ふくし保育園ユニオン」が新規加盟組合の承認を受け、荒川委員長から加盟のご挨拶をいただき、全体の拍手で暖かく迎えることができました。

 また、役員の補充選出が行われ、信任投票の結果、新海良文さん(町田市職労)が新たに中央執行委員に就任しました。

▲中央執行委員に就任した新海良文さん