自治労東京都本部第52回中央委員会を開催
9月26日(土)、自治労東京都本部第52回中央委員会をウェブで開催した。

葛飾区職労 小林中央委員、東交 山崎中央委員が議長に就任し、進行された。
松村中央執行委員長 挨拶

熊本地震や千葉のゲリラ豪雨、台風25号など各地の自然災害を受け、被災者へのお見舞いと、カンパやボランティア活動への協力に感謝するとともに、災害現場で働く組合員の労働条件・安全確保のための労使協議を各単組に要請した。8月の人事院勧告は5年連続の引き上げで一定の成果だが、再任用職員の一時金や地域手当など課題は多く、勧告に依拠せず労使交渉を積み重ね、賃上げの流れを病院・福祉など地域全体へ波及させる秋の自治体確定闘争への決意を示した。さらに高市政権の無責任な政権運営を批判し、2028年参議院選挙に向けた組織内候補・鬼木まことさんの擁立と、来年の統一自治体選挙を見据えた政治結集を訴えた。
最後に、組合員減少に歯止めをかけるため一人ひとりの声に耳を傾けた組織拡大と運動継承の重要性を述べ、「働き続けたいと思える職場」と「安心して暮らせる東京づくり」へ全力で奮闘する決意を誓って挨拶を締めくくった。
第52回中央委員会における一般経過報告および議案は以下の通り。
一般経過報告
(1)一般経過報告 (提起:笹川書記長)
(2)一般会計および特別会計中間決算報告及び会計監査報告 (提起:西岡書記次長)
議案
第1号議案 当面の闘争方針(案)
第2号議案 2027年4月の統一地方選挙に向けた政治闘争の推進について(案)
第3号議案 第28回参議院議員選挙に向けた政治闘争の推進ついて(案)
第4号議案 2026年 一般会計および特別会計補正予算(案)
第5号議案 新規加盟組合及び脱退の承認について
第6号議案 特別中央執行委員の選出について
(第1~3号議案:篠崎副委員長、第4、6号議案:西岡書記次長、第5号議案:新海局長 提起)
質疑について
経過報告において質疑はなく、いずれも賛成多数により承認された。
議案については、質疑が3名よりあり、内容および都本部答弁は以下の通り。
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2026 賃金確定闘争の統一要求および重点課題として、住居手当の改善を引き続き入れてもらいたい。
(立川市職労 第1号議案)現在、東京都及び三多摩では、住居手当について35歳以上は支給されていないが、国家公務員、及び、特別区では年齢に関係なく支給されている。住まいについて年齢で区切る事自体が不合理を感じる。また、物価高騰のおり、自宅(持家)にかかる住居手当の復元をぜひ、引き続き、都本部統一要求および重点課題としていただきたい。
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住居手当に関しては、2024人事院勧告において、再任用職員への住居手当が支給可能とされた。しかし、東京都においては、そもそも支給対象年齢として34歳以下の職員に限られたものとされており、当時の東京都人事委員会勧告では、このことには触れられなかった。また、住居手当の支給対象を年齢で区切る制度は、全国的に東京都、およびそれに準じる市町職のみとなっている状況である。こうした支給対象の拡大や全国的な状況を踏まえ、2024賃金確定闘争において統一要求として、反映をしてきた。
年齢で区切ることの不合理性は一層増しているものと捉えている。現在、2026賃金確定闘争に向けて、都本部内で方針案の策定に向けて検討を進めており、要求書のスリム化を前提としながら統一課題の整理も行っている。中途採用も進めていかなければならない人材確保の観点からも、ご発言いただいた住居手当を含め、年齢で区切る不合理な55歳昇給抑制、60歳超職員の7割水準なども改善を求めるべき事項として受け止めている 。
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組合員の「政治意識は多様」であることを踏まえた取り組みを
(東学労組 第3号議案)自治労が、政治的な影響力を持ち続けるため、「国会対策や省庁対策」のために国会議員が必要であること、政権交代に向け「『中道・リベラル』勢力の結集」を目指すことについても、理解はするが、組合員の政治意識は多様で、一様ではない。
政治闘争、特に選挙闘争は、「組合員の政治意識は多様である」ことを前提に、取り組むべきだと考える。組合員の「理解」と「納得」が必要だ。「鬼木まこと」や「岸まきこ」の必勝の取り組みも理解するが、残念ながら一般組合員にとっては「遠い存在」であり、一般の組合員と単組の役員、東京都本部の役員、さらには自治労本部の役員との意識の差がとても大きいと感じる。一般組合員の価値観が多様化していて、「組合推薦候補に投票するべき」と考える組合員は、残念ながら多くはない。一般組合員の意識は多様で、役員との間の意識の差は大きいことを踏まえた上で、「鬼木まこと」必勝に向けた取り組みを行うべきだと考える。
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組合員の政治意識が多種多様となっていることは、この間自治労や連合が実施した政治アンケートの結果でも立証されており、このことを都本部も認識したうえで政治活動に取り組んでいる。自治労組織内の「鬼木まこと」議員や「岸まきこ」議員は自治労の単組出身で現役組合員であり、私たちからは最も近い存在である。地方自治と地方財政の確立や組合員の賃金・労働条件の改善など、自治労の政策実現のためには、自治労として政治的影響力を持ち続けることが重要であり、そのためには自治労組織内候補をはじめ、政党を問わず一人でも多くの政策協力候補を各級議会に送り込むことが必須であり、とりわけ参議院比例代表選挙は、政党名ではなく「個人名」の投票を推進している。都本部の政治活動は政策実現のためのものであり、政党のための活動でないことを、単組の役員の皆様からご理解いただき、組合員への周知・徹底をお願いしたい。
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①再任用一時金の支給割合について
東京地公労では人事委員会に対する取り組みで団体署名を行ったとあるが、この間の人勧では低いままの割合だった。人事委員会から人事院の方にどのような形で伝えてあるのかも含めて、自治労本部から何らかの報告があったのかどうか。②組合費の値上げに関してのコミュニケーションについて
「組合費水準の引上げについて、都本部財政に与える影響のシミュレーションを基に、都本部組織財政検討委員会での議論を開始します」とあり、また、新宿区職労として意見を出させていただいたが、その後の意見反映が本当にされたのか。組織財政検討委員会だけで議論を進めるのではなく、単組とキャッチボールをしながら検証すべき事項であると考えており、都本部にもその対応を望んでいる。③自治労の書記政策について
この間、各単組において書記を雇い入れ時に組織化をしている認識だったが、実態としてはほど遠い実態にあるのかどうか。もしそうであれば、各単組で書記を採用時の組織化、都本部としての組織化も含めて、書記政策があるのであれば、どのように推進してきたのかも説明を求める。(新宿区職労 第1号議案)
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①再任用一時金の支給割合について
自治労本部から総務省への働きかけはしているが、人事委員会から人事院の方への働きかけの報告は、自治労から現時点で受けていない。ただ、再任用の賃金については、第100回自治労定期大会において、笹川書記長が再任用賃金について発言をし、本部も「しっかりこの発言を受け止めて対策を行っていく」という答弁を得た。
引き続き、本部また東京地公労に結集し、取組を一層強化して取り組んでいく。②組合費の値上げに関して
まず、昨年の第99回自治労大会において組織討議案という形で値上げ議論が提起をされ、1年かけて議論を行ってきた。都本部の組合費については2027年度末までまずは据え置きというのが2024年の組織財政検討委員会で決定をしており、答申として出している。都本部としても、その方針にのっとって動いており、昨年の8月以降に関しましては、組織討議案、本部の示した組織討議案に対して都本部が意見を言っていくというスタンスで1年間過ごしてきた。
その中で、昨年の冬、各単組に組織討議案に対しての御意見を出していただいたが、それらをもとに本部中央委員会、また8月の第100回定期大会においても、あくまで組織強化にまい進をするのが先決であって、値上げ議論はその次の部分であるという順番のところを強調しながら意見を述べてきた。定期大会では残念ながら賛成多数で承認された。今年度の組織財政検討委員会において各委員の皆様から都本部の財政状況等を踏まえて自由に御議論をいただいていて来年の4月以降、2027年組織財政検討委員会の中での議論を本格化させていく時期になり、各グループから委員を選出していただいているが、各単組との意見のやり取りなしというわけにはいかない。組織財政検討委員会を窓口としながらも、各単組の御意見を踏まえつつ、都本部としての対応を図っていきたい。
③自治労の書記政策について
単組の書記で自治労未加入の書記の存在は、幾つかの単組で事例があることを都本部としても把握をしている。都本部もこの議案で御提起を差し上げた書記政策、またオルグ等を通じて書記の組織化については進めているが、これからもこの取組方針に沿いしっかり進めてまいりたい。
全ての議案が過半数の賛成票により、承認された。
最後は、中央執行委員長の「団結ガンバロー!」で第52回中央委員会は閉会した。


