自治労東京都本部第49回中央委員会(9/26)

 9月26日、都本部は第49回中央委員会を全電通労働会館にて開催しました。議長には萩原崇氏さん(東京清掃労組)と毛利道さん(東交)が選出され、議事を進行しました。

議長に選出された萩原さん(左)と毛利さん(右)

 松村中央執行委員長は冒頭挨拶で「今年の人事院勧告では月例給・一時金ともに引上げとなったが、民間春闘の結果と比較すると不満の残る内容と言わざるをえない。物価高騰が続くなか、これから始まる秋の賃金確定闘争では、現場で働く組合員の期待に応えるためにも全ての単組が結集し、賃金労働条件の改善を勝ち取ることをお願いしたい。また、組織強化拡大の課題については組合員の減少が深刻化している中、コロナ禍で発生した単組活動の課題を克服し、組織強化のための具体的な取り組みのスタートとしなければならない。そして、政治に関しては、公共サービスの最前線で働く私たちの声を国政に届け、政策に反映させ、人に寄り添う政治へと転換していくため、岸まきこさんを再び、自治労の代表として国政の場に送り出さなければならない」と述べました。

松村中央執行委員長

 都本部は2024年3月開催の第73回定期大会までの当面の闘争方針として、統一闘争への結集と組合員の声を盛り込んだ独自要求に基づく労働条件の改善、生活改善へ全ての組合員が享受できる賃上げの獲得、会計年度任用職員の勤勉手当支給にむけた条例整備、新採職員、60歳超定年前職員の仲間づくりの推進、自治労「第6次組織強化・拡大のための推進計画」に基づく計画の策定などの計7項目を重点課題とする方針案を第1号議案で提起したほか、第2号議案では第27回参院選にむけ、自治労組織内参議院議員の岸まきこさんの推薦を決定し、その他の議案も含めたすべての議案が圧倒的多数の賛成により承認されました。

 また、書記長の石井利明さん(東久留米市職)が自治労本部・総合組織局長に就任したことに伴い、欠員となる書記長について信任投票を電子投票にて実施し、新たに笹川勝宏さん(労働局長・八王子市職)が書記長に就任しました。

書記長を退任した石井利明さん
新たに書記長に就任した笹川勝宏さん