自治労東京都本部 2024春闘討論集会を開催!

 都本部は1月27日(土) 、連合会館において「自治労東京都本部 2024春闘討論集会」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響によりしばらくの間ウェブを併用した開催としていましたが、本年は完全対面型での開催となり、数多くの参加者に結集いただきました。

 主催者挨拶に立った松村執行委員長は「2024春闘は、民間労組が物価上昇を上回る賃上げを勝ち取るたたかいであると同時に、私たち公務員労働者の賃金、労働条件の改善・向上につながる非常に重要なたたかいである。自治労2024春闘のスローガンは、昨年に引き続き『あなたの声で始まる春闘』である。賃金改善をはじめ人員確保、ハラスメント対策、ジェンダー平等の推進などにおける様々な課題について探るべく、組合員を多く集めた学習会や職場討議の機会を積極的に確保すること。そうすることにより組合員の声に寄り添った活動を進めていき、2024春闘を1年のたたかいのスタートとして、すべての単組で要求書を提出し交渉する。そのような春闘となるように力強い積極的な取り組みをお願いしたい」との話がありました。

主催者挨拶をする松村執行委員長

午前の全体会では始めに、東京都立大学法学部 大杉覚教授より【Beyondコロナ時代における「健やか」な職場環境づくりに向けて】というタイトルの記念講演が行われ、主に自治体職員を取り巻く状況や組織開発によるメンタルヘルス対策に関する内容が話されました。最後に、笹川労働局長より「都本部2024春闘方針(案)」が提起され、全体会を終えました。

会場の様子
都本部2024春闘方針(案)を提起する笹川労働局長

 午後の部はテーマごとに分科会を設け、開催しました。

 第一分科会では「2023賃金確定闘争から2024春闘にむけて」をテーマに、自治労本部総合労働局の林鉄平総合労働局長、自治労東京都庁職員労働組合の鎌滝裕輝執行委員長、特別区職員労働組合連合会の籠谷勝治書記長を講師としてお招きし、全国、都、特別区における2023賃金確定闘争結果の報告をいただきました。

 第二分科会では「公共民間職場における春闘期の具体的な闘い」というテーマを設定し、そごう・西武労働組合の寺岡泰博執行委員長、八王子市公共サービス職員労働組合の中田裕樹執行委員長、みなとユニオンの萩原正明書記長、環境サービス労働組合の高倉広志執行委員を講師としてお招きし、それぞれの組合での取り組みに関するお話をしていただきました。

 参加者は関心のある分科会に参加をし、2024春闘に関する知見を深めました。